プロジェクト型応用演習は、地域や社会等の課題についてそれが発生する背景等を考察し、調査、分析等により課題解決策を見出し、実践する力を育成していく科目として今年度より開講されました。

平成27年度前期は11の演習が開講されます。授業期間終了時点で行う成果報告会に向けて着実に前進していきます。

テーマ 担当教員 概要
庄内の観光演習~地域の魅力の語り手になるために 中原浩子 本講座は庄内の文化・歴史・暮らしなどにスポットを当て現地でのフィールドワークによる臨地講義を行いながら、知識を習得し学びを深め、・自らの言葉で発信していく学生を育成することを目的としています。フィールドワークは「世界に発信演習クラス」と合同で行います。 
庄内の魅力を世界に発信演習~庄内の魅力を英語で伝えるスキル養成講座1 中原浩子・狩野晃一 本講座は庄内の文化・歴史・食・暮らしなどにスポットを当て現地でのフィールドワークによる調査を行いながら、知識を習得し学びを深め、自主的に発掘・発信していく学生を育成することを目的としています。発信は英語で取り組みます。 
庄内の魅力発信演習(2) 中原浩子、平尾清 自分で課題を発見・調査することで地域への理解が深まり、課題解決に向かう姿勢を身につける。また、自分なりの発信方法(番組やその他)
を制作することで企画力・交渉力・課題解決力、そしてそれら円滑に進めるコミニュケーション力を習得する。
モノづくり、店づくり、物流ネットワークの現場を知るプロジェクト 佐藤隆也、水田健輔、平尾清、三木潤一 ある小売店に行くと豊富な品ぞろえで商品が陳列されている。その過程をたどると生産・流通の仕組みが見えてくる。この授業では生産現場、販売現場、それを仲介する物流現場を知るために地元企業を訪問してそれらの実態を探ります。
坂野辺新田に農家カフェを設計する 温井 亨、松山薫、菊地亮哲 酒田市アメニティタウン賞も受賞した緑豊かな坂野辺新田で行う演習です。坂野辺新田の集落、農地、砂丘林などを現地踏査し、また活況を呈している産直施設「いちご畑」の見学を行います。そうして現状を踏まえた上で、ある農家の屋敷内にカフェを設計します。設計図は数枚のスケッチと平面図、説明から成るA1の作品として制作します。
「老い」、「最期の過ごし方」を主体的に考える市民意識の育成1 鎌田剛・神田直弥 住み慣れた地域で最期まで「生ききる」ためには、私たち一人ひとりが、老いや最期を自分のこととして捉え、家族や地域で共有しなくてはならない。また、地域の医療・介護機関の役割とその有効活用についても理解を深め、地域ぐるみでその体制づくりに関わっていく必要もある。「市民中心」の新しい医療・介護の仕組みをつくる第一歩として、本演習では、老いや最期についての市民意識の育成策を立案し、実際に地域住民を対象として実践する。COC事業の課題解決アクションプロジェクトの一環として実施する。
Koeki Kids Project a 武田真理子・國眼眞理子・澤邉みさ子 公益とは「行政、企業、NPOなど、また市民一人ひとりが、自分を超えた他者への尊重を原点とし、生活、労働、地域社会、環境などをより良く調和のとれたものにするための活動や考え」であり、現在、地域社会や国際社会が抱える様々な課題の解決のためには、立場を超えて、一人ひとりの個人が公益の視点を理解し、それに添った考えを持ち、活動を行うことが求められている。本演習では、家族、地域コミュニティや学校などの多様な主体に支えられ、生活を送る子どもの頃に「公益」の視点で物事を考える機会があることの重要性に立脚し、そのための「公益を考える授業」の具体的な方法と内容について庄内地域の小学校、中学校教諭の協力を得ながら研究・開発を行う。学期末には後期の授業実践の準備として模擬授業を行い、その結果、課題等について報告書にまとめる。(本演習はCOC「庄内地域カレッジ」事業の一環として開講する。)
多様な住民参加による地域課題解決の推進(加茂)1 渡辺暁雄 山形県「庄内景観回廊」に指定されている鶴岡市加茂地区。公益大では平成23年 度から住民とともに交流人口促進活動の一環として地域マップ作 成、メインサイン提案・設置、休憩用ベンチの設置,昨年度はお休み処設置,サブサインの設置等を推進してきました。こうした活動を通して、加茂水族館リニューアルに伴う観光客の拡大を、いかに町中に誘導していくか、その手法の検討・実践、およびこうした活動 を通しての地域住民のより積極的な活動への参加を促進していく。
酒田市公式のさかたまっぷに「酒田の魅力マップ」を 広瀬雄二 酒田市では、市の公式Webページに酒田市地理情報システム(通称 さかたまっぷ) を公開運用し、市固有の場所を集めた独自マップを作成している。 しかし、行政主体であるため、公共文化施設や官公署などの 公的な場所のみの情報提供である。
たとえば「おいしいお店マップ」など、 本当に住民が「使える地図」・「使いたい地図」を構築・作成し、 更なる住民サービスの向上を推進することを目的としたプロジェクトを 酒田市の要請で進める。
地域コミュニティにおける「防災」の仕組みづくり―多様な主体との共創・他地域との交流による住民の主体的な合意形成モデルの構築(酒田市八幡日向地区・酒田市飛島)(3) 呉尚浩・小関久恵・澤邉みさ子 2014年度に引き続き、地(知)の拠点整備事業の課題解決アクションプロジェクトの一環として、酒田市八幡日向地区、および酒田市飛島地区の「防災」の仕組みづくりを通して、住民の主体的な合意形成モデルを構築する。
日本海から見た庄内―新たな観光産業の創出をめざした広域連携モデルの構築(酒田市飛島・酒田湊)(3) 呉尚浩・温井亨・伊藤眞知子 2014年度に引き続き、地(知)の拠点整備事業・アクションプロジェクトの一環として、酒田市飛島の新たな魅力、観光資源を発見し、具体的な観光振興策に結びつけるために、地域資源を活かした観光まちづくりのあり方を探り、総合的に飛島の観光モデルや情報発信のあり方へ対する提案を行う。
庄内の達人プロジェクト~聞き書きから見る庄内~(2) 小関久恵・渡辺暁雄・遠山茂樹 現在、日本においては急激に少子高齢化が進み、庄内地方においてもそれに伴う地域課題が山積している。地域課題解決に向けた方策を考えるとき、その地域に生きる人々の声を丁寧に収集することは肝要である。「聞き書き」とは、相手の話を聞き、その人の話し言葉によって文章をまとめ、後世に残す手法である。
本演習では、各学問分野の知見から聞き書きについて理解を深める。そして、庄内の達人(世代や性別を問わず、多方面で活動している地域住民)への聞き書きを通して人や社会への関心を深め、地域課題を発見し、その解決への糸口を探る。また、本演習で得た学びを活かして、高校生の聞き書き研修合宿において学生スタッフとして活動し、高校生の聞き書きのサポーターとしての活動と、活動の場づくりへの取り組みを担うことを目標とする。