インターンシップ実習報告の第13弾は、鶴岡市にある指定自動車教習所の鶴岡自動車学園でお世話になった菅原りこさん、田宮進さん、佐藤奎介さんの報告です。
三名共に9/28~10/2の日程で実習を行ってきました。
実習企業・機関 | 鶴岡自動車学園 ホームページ/Facebook |
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実習期間 | 平成 27年 9月 28日 ~ 平成 27年 10月 2日 |
学生氏名 | 菅原りこ |
実習プログラム |
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学び・気づき | 鶴岡自動車学園の業務内容についての話を聞いて、業務内容を理解することが出来たと思う。事前学習では地域での活動の詳しい内容までは分からなかったが、実習で地域や職場・学校単位での交通安全教育についてそれぞれ知ることが出来た。職場の企業研修での安全運転講習、老人クラブなどでの高齢者交通安全教室、免許取得から1年以内に違反・事故を起こしたドライバーに対しての初心運転者講習、70歳以上で免許を更新する際に受ける高齢者講習、免許取り消し処分を受けた方が再度免許を取得する際に受講しなければならない取消処分者講習、運輸事業者に対してのプロドライバー教育(適性診断・運行管理者指導講習・自家用有償旅客運送運転者認定講習)、その他ペーパードライバー教育、交通安全教育に関する調査研究などを行っていることが分かった。 また、適性検査を受けてみて、運転の向き不向きについてではなく、自分の普段の運転の長所・短所を知り、長所は伸ばせるように、短所を普段の運転の際に意識して改善できるようにという目的だということが分かった。体験してみて、自分は車間距離が狭いことが分かった。この結果が出るまでは車間距離に関して全く意識していなかったが、結果を見て長所・短所を知って、少しずつ安全な車間距離を意識するようになったと思う。 また、4日目のサービス業のマナーについての講話で、主に窓口担当社員のルールと接客・接遇マナーについての話を聞いたが、そこで分かったのは、教習料金安値競争ではなく、接客力で他の教習所との差別化を図っているということだ。鶴岡自動車学園で心がけている接遇・接客マナーはとてもたくさんあり、どれも単純なことだが常に実行するのは難しいことばかりだった。これは将来どの業界で仕事をするにあたっても大切なことなので、マナーについての話を聞くことが出来てよかった。 5日間という短い期間の中で様々なことを体験させてもらったが、鶴岡自動車学園は鶴岡地区唯一の指定講習機関であり、地域の交通安全の推進を図っていることが分かった。適性診断での結果、車のブレーキ実験での結果などを踏まえて、自分も地域に住む住民として、地域の交通安全の推進に協力していきたいと思った。 |
今後に向けた抱負 | 今回の実習では、話を聞くだけではなく実際に体験させてもらうことが多く、より具体的に理解を深めることができたと思う。しかし、緊張もあり、うまく自分の意見を伝えられなかったし、積極的に質問をすることが出来なかったと思う。また、4日目のマナーでの話でも出てきたのだが、「ビジネス言葉」を使うことを意識できなかったように感じる。高校時代自分が実際に通っていた教習所であり親近感があったという部分もあったからだが、実習を経験させてもらっている立場なので、もっとビジネス言葉、敬語をきちんと使うべきだったと感じた。実際に社会で働いた時、実習以上に意識しなければならないので、マナーの話で出てきた言葉遣いや挨拶、笑顔を心がけられるようになりたい。 |
実習企業・機関 | 鶴岡自動車学園 ホームページ/Facebook |
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実習期間 | 平成 27年 9月 28日 ~ 平成 27年 10月 2日 |
学生氏名 | 田宮 進 |
実習プログラム |
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学び・気づき | 鶴岡自動車学園では、「安全について理解を深める」という目標を立て、インターンシップに臨んだ。一言で「安全」と言うと、非常に不透明で具体的には分からないものである。今回のインターンシップでは、安全を、1.運転に対する油断 2.運転の特徴 3.自分にとっての安全 4.車の性能 に分けて取り組んできた。私は、免許を取得して3ヶ月程しか経っていなかったので、特に自分の運転の癖や、車の性能について学ぶことができたのが良かった。自分の運転は自分が一番知っていると思っていたが、知らず知らずのうちにできてしまった癖を知ることができた。意識するとしないでは運転に与える影響も大違いだ。 車の性能では、40km/hと50km/hの違いを体験した。両脚で思いきり急ブレーキを踏むため、普段のブレーキより停止距離が短くなることを考慮しても、車一台分の停止距離の差が出た。停止距離は短ければ事故率が減るため、車一台分は大きいと感じた。 |
今後に向けた抱負 | 普段、私たちは毎日のように車を運転している。車を運転することが当たり前だと思ってしまっている。私たちは毎日運転しているのに、交通事故を起こさない。交通事故を起こさないことが当たり前になってしまっているのではないか。そして、万が一事故を起こした時に自分の運転は怠慢だった、あのような運転をしなければ良かったと後悔をする。最悪、一生罪を償い続ける人もいる。事故が起こってからでは遅いのだ。 車は走る凶器を言われている。「私は大丈夫」そう思ってしまっているのなら、もうすでに事故を起こす人予備軍に入っている。ほんの少しの怠慢が、重大な事故を引き起こす要因となる。事故は起こしてから後悔するのでは遅い。命はひとつ、これを意識すれば安全運転になると思う。ハンドルと命は一緒に握っているということを肝に命じて、これからの運転に努めたい。 |
実習企業・機関 | 鶴岡自動車学園 ホームページ/Facebook |
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実習期間 | 平成 27年 9月 28日 ~ 平成 27年 10月 2日 |
学生氏名 | 佐藤奎介 |
実習プログラム |
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学び・気づき | 今回のインターンシップでは色々な学びや気づきがあったが、その中でも特に勉強になったことが三つある。まず一つ目が目標に掲げていた教習所に呼び込む手法。鶴岡自動車学園では教習の中身で勝負しているということがわかった。一般的な教習所では教官の指示通りに教習生は運転をするティーチングというスタイルだが、鶴岡自動車学園では、自ら考えて行動させるコーチングを重視している。確かに言われた通りにするよりも自分で考え行動した方が成長できると思う。二つ目に勉強になったことは挨拶の大切さだ。教習はサービス業なので挨拶ができなければその人のイメージは一気に下がってしまう。四日目の実習で、グループ統括部長の平井さんが人の印象は7〜8秒で決まると仰っていた。つまり最初の挨拶でその人の印象が決まってしまうのである。私は学費を稼ぐためにこれからアルバイトを始めようと考えているのだが、全てのことにおいて基本となる挨拶はしっかりしていきたいと強く思った。そしてもう一つは法定速度を守ることの大切さだ。最終日にブレーキング停止練習というブレーキを踏んでから完全に停止するまでどれくらい車が進んでいるのかを体験するというものだが、その際自分が今までどれだけ危険な運転をしていたのかと痛感させられた。私は5〜10キロの速度超過は車の流れに乗るためには仕方が無いことだと思っていた。しかし、急に子供やお年寄りが飛び出してきたとき、すぐには止まれないということを知ることができた。これからは安全運転を心がけたい。 |
今後に向けた抱負 | このインターンシップで様々なことを学び、そして課題も多く見つかった。特に挨拶は直していかなければならないと思った。 この実習中、職員の方々に会ったら必ず挨拶をするように心がけたが、恥ずかしくてつい声が小さくなってしまったり、ボソボソ言って何を言っているのかわからなくなっていたかもしれない。四日目にグループ統括部長の平井さんが、人の印象は7〜8秒で決まるという話を聞いているとき、まるで自分のことを言われているかと思いハッとした。職員から見た私の印象は声が小さくてボソボソ物を言う暗い人だと思うととても悔しかった。 今、二年生でもう少ししたら就職活動をするわけだが、面接でこのような態度を取ったら間違いなく採用されないだろう。そうならないためにも常日頃から明るく、元気に挨拶をするように心がけていきたい。 |
実習主担当の永井様からは以下のコメントを頂いております。
「自分はちっぽけな存在・・・」。それは自分に対してとても失礼なこと。「自分には、自分にしかできないことがある」と決めて、大いなる希望を胸に何の分野でもいい、「一流の人間」に成長してください。期待しています!!
三名とも実習を通して今後に繋がる課題に気づくことができた点が成果になりましたが、課題を見つけるだけでなく、できたことを積極的に評価しながら前進して欲しいという強いメッセージを頂きました。是非、自分にしかできないこと、自分の持ち味を見つけて欲しいと思います。
永井様をはじめ実習にご協力いただきました鶴岡自動車学園の皆様どうもありがとうございました。