平成26年度 地域課題基礎研究費 採択結果について
本学が採択された文部科学省「地(知)の拠点整備事業」では、複数の要因から構成される地域課題に対して研究に 取り組み、解決に向けた新しい知見を創造することを目的の一つとしています。この目的の実現のため、庄内オフィスでは本学教員が取り組む研究テーマに対し 「地域課題基礎研究費」として研究に必要な助成を行います。
本学では「平成26年度 地域課題基礎研究費」の募集を行い、応募があった研究課題について審査を行いました。審査の結果、本学学長が採択を決定した研究課題についてお知らせしま す。本年度は、教員提案型研究では7件の応募のうち5件を採択、プロジェクト型研究では4件の応募のうち3件を採択しました。
採択された教員提案型研究(5件)
研究課題名 | 細目 | 申請代表者 |
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地域資源としての潜在的価値が高い建造物の維持・活用に関する研究 | A,B,C | 松山薫 准教授 |
自然保護と共存する観光、地域と取組む新しい観光の形 | A,B | 中原浩子 特任講師 |
地域課題解決と人材育成の実効性を高めるProject Based Learning(PBL)手法の開発 | C | 神田直弥 准教授 |
住民主体の地域福祉推進の方法に関する調査研究~小地域における地域福祉活動計画策定プロセスを中心に~ | B,C | 武田真理子 准教授 |
庄内地域の水環境保全ガバナンスのあり方に関する研究 | A,B,C | 内藤悟 准教授 |
※教員提案型研究とは、本学の教員が庄内地域を含む地域を研究のフィールドとし、「A. 地域の課題に関する研究」「B. 地域の課題解決に関する研究」「C. 地域の課題解決に取り組むことができる人材育成の方法に関する研究」(以上が細目)のいずれかにあてはまる研究課題で取り組む研究のことです。
採択されたプロジェクト型研究(3件)
研究課題名 | 重点課題 | 申請代表者 |
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人材育成の方法としての「聞き書き」に関する領域横断的研究−「庄内の達人プロジェクト」の実践を通して− | B | 伊藤眞知子 教授 |
庄内地域における若者の地元定着の要因と意識構造に関する研究 | C | 山口泰史 特任講師 |
人口減少時代の自治体職員研修の開発に関する研究-庄内地域における官民連携・協働による地域課題解決に向けて- | C | 和田明子 教授 |
※プロジェクト型研究とは、本学の教員が学生や地域住民とチームを組んで、ともに庄内における地域課題の重点課題に取り組む研究のことです。重点課題とは、地(知)の拠点円卓会議(平成25年3月17日)において、住民から出された意見をもとに庄内オフィスで設定した募集テーマのことで、本年度は「A. 庄内における起業に関するテーマ」「B. 庄内に適したコミュニケーションの方法に関するテーマ」「C. 庄内の人口減少に関するテーマ」の3つのテーマで募集しました。本年度は「A. 庄内における起業に関するテーマ」の研究課題の採択はありませんでした。
採択された研究課題について、詳細はこちらをご覧ください。
プロジェクト型研究で採択された研究課題については、11月頃に本学で中間発表会を開き、進捗状況を報告する予定です。