東北公益文科大学ではインターンシップを実施しています。
2017年度春学期インターンシップ第26弾は、酒田市役所子育て支援課で実習を行った小川雛さんからの報告です。

実習企業・機関 酒田市役所子育て支援課  ホームページ/
実習期間 平成29年8月28日 ~ 平成29年9月1日
学生氏名 小川雛
実習プログラム 8月28日(月)
・リエンテーション
・窓口対応の見学
・子育て世代包括支援センター「ぎゅっと」への訪問・見学
・児童虐待ケースの資料を読む
8月29日(火)
・受付会議(受け付けた相談内容が虐待なのか判断する会議)
・平田子育て支援センター、平田保育園の園児とのふれあい・見学
・ケース検討会議(受けた相談内容を多職種の人達で検討する会議)
・児童扶養手当現状届の記入について
・児童扶養手当現状届の受付を見学
8月30日(水)
・酒田市病児・病後児保育事業登録(保育児)の確認(パソコン使用)
・酒田市病児・病後児保育事業登録(小学生)の確認(パソコン使用)
・パソコンにて情報処理
・交流ひろばにて食育に関しての会議の見学、交流ひろば内の見学
・栄養について学ぶ
8月31日(木)
・働き方と預け先のことについて学ぶ
・仲西さんの手伝い
・市民健康センターにて3 ヶ月検診、ブックスタートの見学
・保育料の変更についての通知を渡す場面に同行
   (うえだこども園、若草幼稚園、酒田ふたば園)
9月1日(金)
・受理会議 (受付会議の次の段階で虐待かどうか確定する)
・交流ひろばでふれあいサロン、作業の手伝いなどを体験
・プレイランド(絵本の読み聞かせ、手遊びなど)の手伝い
・作業の手伝い(エプロンのアイロン掛け、装飾作りなど)
・はぁとほっとコンサートのダンスの練習
・マスコットキャラ、もしぇのん、あののんの着ぐるみ試着の手伝い
学び・気づき  実習の中で受付会議やケース検討会議など、実際の連携の場面を見学し、お互いが細かな情報を共有することで信頼関係が形成されているのだと感じた。また他職種であっても、実際に対面して会議を行っていることでお互いに相手のことを知り情報共有がしやすいのではないかと思った。しかしその場面において、知識や技術、経験がとても重要だと改めて感じた。専門的な知識はもちろんのこと、それに対する技術や地域性などをしっかり把握していることが必要だと思った。福祉についての勉強ももちろんだが、社会についての情報も自分には足りていない
と感じた。大学での授業はもちろんだが、もっと地域に出て社会勉強することも必要だと改めて感じた。
今後に向けた抱負  今回のインターンシップで自分の視野の狭さやマネジメント能力、表現力の足りなさを感じた。実際の現場に出て実習を行うということが初めてだったため、不安だったのもあり周りをよく観察するという事が上手く出来なかった。自分の意見を求められても聞くことに精一杯でうまく言葉にできなかったり、自由に見学して施設を利用している人に声をかけてみてと言われたときに、自分から積極的に行動することが上手くできなかった。それは自分の経験不足ももちろんだが、普段から余裕をもって考えることが必要なのではないかと思った。自分だけでなく、もっと周りにも目を向けて考える力を身に付けていきたいと思う。
気づいた実習先の魅力  今回のインターンシップで初めて酒田市役所を訪れたが、市役所で行っている仕事内容や活用している制度、取り組みなど知らないことが多くあった。事前学習にて大まかなことは調べていたが、文面で見るのと実際に活動を見学するとでは全く違った。市民の方々からこういった声があるため、この制度を活用して取り組んでいる。以前までは行っていなかったが、子育てする親に向けてこういった取り組みもプラスして行っている。などまさに市民によりそって取り組んでいるという姿を間近で見ることができた。具体的な例をあげると、子育て世代包括支援センター「ぎゅっと」や交流ひろば、ファミリー・サポート・センターなどがある。どれも子育てをしている親へ向けての取り組みである。妊娠から出産、子育ての様々な相談窓口として活用されている「ぎゅっと」、子ども達の遊びの場となる交流ひろば、地域のボランティアの方と絵本の読み聞かせや子育てのサポートをするファミリー・サポート・センターなど積極的に地域と共によりそって活動しているというところに酒田市役所の魅力を感じた。

 

お忙しい中、いつも学生を受け入れていただきありがとうございます。