東北公益文科大学ではインターンシップを実施しています。
2017年度春学期インターンシップ第29弾は、秋田県民生協会社会福祉法人特別養護老人ホーム永楽苑で実習を行った金沢 凜太さんからの報告です。

実習企業・機関 秋田県民生協会社会福祉法人特別養護老人ホーム永楽苑ホームページ/
実習期間 平成29年8月14日~平成29年8月18日
学生氏名 金沢 凜太
実習プログラム 特養     入浴後の傷・褥瘡の処置、バルーンカテーテルの交換、利用者とのコミュニーション
ユニット   入浴時の移送・更衣、排泄支援、水分補給、食事中の見守り、体位変換
デイサービス 申し送り、送迎、お茶出し、体操・レクレーションの手伝い、入浴の見学、食事準備、個別活動(手工芸、塗り絵、折り 
       紙などの手伝い)、水分補給、利用者との会話、送迎準備
居宅事業所  介護保険・居宅支援事業所などの説明、訪問調査、軽費老人ホーム・生活支援施設見学、利用者のサービスの確認
アネックス  ラジオ体操、体重測定、水分補給の手伝い、食事介護、入浴介護
学び・気づき  今回インターンシップを行なって、1週間を通して感じたのは職員の方たちと利用者の方たちとの距離が近く、話すときに手を握って離したりなど利用者に一人一人に寄り添っていた。それをすることでコミュニケーションをより深く取ることができる。福祉の現場で傾聴・声かけ・見守りの3つが大事であるということが印象に残っている。最初その言葉を聞いたときはそんなの当たり前だと思っていたが、いざ現場で働いてみると難しいことであった。目の前にいる利用者の方に集中してしまうと他の利用者への注意力が散漫になってしまった。職員の方たちは一つのことだけに集中するのではなく視野を広く持って行動していた。声かけの部分では、認知症で何度も話をしなければならなかったり、話を聞いていなかったりもするが、相手は高齢者であり福祉は接客業であるため大事なお客様であるため敬意を持って接することが大事であるということがわかったし、それを踏まえて行動することができた。
今後に向けた抱負  今回のインターンシップでは1週間で毎日違う施設に行かせてもらったので実習よりも見学の方が多くなった。そのため少し慌ただしく過ぎてしまった。だがその中でも得るものは多くあった。授業で習ったことが現場でも多くあって、活かせている感じがした。そのため今回インターンシップで学んだ傾聴・声かけ・見守りやコミュニケーションの取り方など、これからの自習先など活かせる場面は多くないかもしれないが覚えたことを忘れず無駄にしないようにしたい。 
気づいた実習先の魅力  私が1週間で特養、ユニット型、デイサービス、居宅介護支援事業所、アネックスという5つを回った。そのほかにも様々な施設を見学した。利用者にあったサービスを受けられるように施設が多くあった。また職員の方たちは利用者一人一人に寄り添って接している。そして仕事が始まる前の申し送りなどで職員の間での連携が取れていてとてもいいと思った。ユニット型やアネックスでは利用者ができることはやってもらったり、やるのを促したりなどを心がけていた。デイサービスでは毎日違うレクレーションを行なっており、続けて利用する方でも飽きることなく利用することができるなど利用者のことをとても考えていた。