東北公益文科大学ではインターンシップを実施しています。
2016年度春学期インターンシップ第13弾は、酒田市教育委員会 社会教育文化課で実習を行った伊藤 勝道さんからの報告です。

実習企業・機関 酒田市教育委員会 社会教育文化課ホームページ/
実習期間 平成28年9月13日 ~ 平成28年9月18日
学生氏名 伊藤 勝道
実習プログラム 1日目 : 酒田市公民館、社会教育文化課にて主な業務の説明等、社会教育文化課所管施設見学(酒田市資料舘、旧鐙屋、旧白崎医院洋館)、酒田市公民館内見学
2日目 : 社会教育文化課8時30分朝礼、酒田市美術館へ出勤、オリエンテーション、館内見学、受け付け業務、監視業務
3日目 : 社会教育文化課8時30分朝礼、会議室内の椅子の運搬、旧港南小学校の花壇撤去、土門拳記念館へ出勤、オリエンテーション、館内業務説明、展示用写真を額から外す作業、受け付け業務、写真をスキャンしてPCにデータを移す作業、団体客の進行誘導
4日目 : 酒田市民会館「希望ホール」12時出勤、希望ホール内見学、公演予定のイベントのチラシを封入する作業
5日目 : 酒田希望音楽祭「街かどコンサート」の運営{出演者の機材運搬、第2会場「交流ひろば」の整備(パイプ椅子の運搬、テーブル移動等)、第1会場「清水屋」の会場整備(パイプ椅子の配置)、開演前、開演中に来たお客様にパンフレットを渡す、終了後の会場撤去作業}
希望ホール自主事業「スーパーマルチーズ LIVE」の受け付け業務
6日目 : 希望ホール自主事業「スーパーマルチーズ ワークショップ」の運営(楽器運搬、椅子の配置、受け付け業務、終了後の会場撤去)
学び・気づき 私は今回、酒田市が芸術をテーマにどのような社会貢献をしているのかを知りたいと思い、6日間実習を受けてきた。この体験を通して感じたことは、酒田市がより質の高い芸術を市民の方々に気軽に提供できるように尽力しているということである。中でも印象に残っている体験は、最後の2日間で行われた酒田希望音楽祭「街かどコンサート」、「スーパーマルチーズ LIVE」、「スーパーマルチーズ ワークショップ」の運営に携わったことだ。これらの事業は、それぞれ酒田市と希望ホールが自主的に企画した催しで、通常こうした事業は1年から3年の歳月をかけて実行されるものだと聞いた。更に当日の運営の際は、担当である小松様が1つ1つの段取を迅速かつ丁寧にこなしていた。その姿を見た私は、1つの事業を企画、運営するには、大学で習った「スキル」を2つ3つ習得するだけでは足りないことに気が付いた。それぞれのスキルが運営する人間にとって必要不可欠なことであり、一流の人間である為の条件に思えた。その中でも、チームを誘導し、全体をまとめる「リーダーシップ」と計画的にものごとを実行する「マネジメント力」は企画・運営において重要であると思う。
今後に向けた抱負  私は酒田市が市民の為にこれ程時間をかけて事業を起こしていることに感動した。私は大学のアカペラサークルに所属しており、個人的に外部のイベントにも参加している。いずれは自らイベントを主催しようと考えていた。しかし、自分の活動に周囲の人間がどこまで協力的なのかが不安で一歩踏み出せずにいた。この実習を終えた私は、一市民として安心して酒田で活動すること出来ると思う。現在、10月末の公翔祭に向けて、私が主演のチャリティーライブを公翔祭実行委員会と某ボランティア団体に協力して頂きながら企画している。この企画を成功させると共に、今回実習で重要と感じた、「リーダーシップ」と「マネジメント力」を養っていきたい。
気づいた実習先の魅力  酒田市教育委員会 社会教育文化課で働いている方々は、非常に勤勉で優しい人達だった。職場の環境は、日直が毎日変わる朝礼や室内の雰囲気が小学校の職員室の様で個人的に懐かしさと居心地の良さを感じた。酒田市美術館等の施設では、普段見ることの出来ない部屋や貴重な資料を見せて頂いたり、酒田市の自主事業の運営に携わらせて頂いた。実習内容は意外にもアクティブで、自主事業の運営では機材運搬や受付業務など、活発な活動が多い事に驚いた。なによりも、酒田に来られた方々、市民の為に市が行っている活動をじかにみることで、一市民として感動させられた。

いろんな気づきがあったようです。指導者からは一生懸命取り組んでいました。とコメントを頂きました。
ご指導ありがとうございました。