東北公益文科大学ではインターンシップを実施しています。
2016年度春学期インターンシップ第26弾は、山形県置賜総合支庁 保健福祉環境部で実習を行った鶴巻 彩花さんからの報告です。

実習企業・機関 山形県置賜総合支庁 保健福祉環境部ホームページ/
実習期間 平成28年9月5日 ~ 平成28年9月9日
学生氏名 鶴巻 彩花
実習プログラム 【9月5日(月)】
・オリエンテーション(公務員とは、県の仕事、実習期間中の注意事項など)
・講義「福祉の概要」
・講義「福祉現業の業務」
・環境課の業務概要
・環境中の放射性物質調査サンプリング
【9月6日(火)】
・保健企画課 医薬事担当の業務説明、献血業務随行
・保健所の業務概要説明
・検査室の業務説明、手の細菌付着実験
・生活衛生課の収去検査などの随行
・生活衛生課の業務説明
・生活衛生課の動物愛護関係業務の実習
【9月7日(水)】
・講義「障害福祉サービス」
・障害福祉事業所視察(グループホーム)
・講義「介護保険サービス」
・児童福祉施設視察(認定こども園)
・高齢者福祉施設視察(地域包括支援センター)
・介護保険施設視察(小規模多機能型居宅介護)
【9月8日(木)】
・業務説明(障がい者福祉関係、子育て支援関係)
「障がい者就労活動の推進について」「子育て支援について」
・障がい者就労支援施設視察(障がい者就労継続支援B型事業所)
・福祉行政職員(婦人相談員)のお話
・高齢者福祉関係の業務説明「地域包括ケアシステムについて」
・放課後児童クラブ視察
【9月9日(金)】
・保健企画課 健康企画担当の業務説明
・地域保健予防課の業務説明
・検査室 手の細菌付着実験の結果説明
・自殺予防対策について
・受動喫煙防止対策に係る依頼業務への随行
・自殺予防キャンペーン準備
学び・気づき 今回、保健福祉環境部の福祉課、環境課、保健企画課、生活衛生課、地域保健予防課の5つの課の業務の見学のほかに、高齢者福祉施設、児童福祉施設、障がい者福祉施設の視察など様々な場に随行させていただいた。その中で、行政職は、県民の安全を第一に考えながら、様々な現場職員の方と連携して、県民のよりよい生活を一緒に支えていくサポーターのような存在だと感じた。業務を行う上で、多くの専門的な知識は必要不可欠であり、実際に現場に出向き、現状を聞くことで問題点を見つけるためのコミュニケーション力、課題発見力が大事であると学んだ。また、課題をどうやって解決していくかを考える企画力、それを行動に移す行動力が大事であると学んだ。
今後に向けた抱負  今回の実習では、5つの課の業務を見学させていただき、普段は経験できないことをたくさんさせていただいた。私は福祉の道に進みたいと考えており、多くの福祉施設の視察に随行させていただき、福祉の現場の現状を目の当たりにしたことで、ぼんやりとしていた福祉のイメージについて鮮明に見えるようになったと感じた。また、今回の実習で、福祉というものの捉え方が大きく変わったように思う。今回学んだ経験を、大学で学ぶ専門知識と合わせて考えていき、今後の進路についてよく考えていきたい。
気づいた実習先の魅力  山形県置賜総合支庁で実習させていただいて、職員間でのコミュニケーションが頻繁になされていて、非常に雰囲気の良い職場であったと感じた。行政では、1つの課の中でも、それぞれ担当が分かれているため、職員間での連携が必要不可欠となり、チームワークが求められる。コミュニケーションをとることはそれらを円滑に行うための基盤となるため、その点で魅力を感じた。また、あいさつや礼儀を大事にされていると感じた。これらは基本的なことではあるが、関係づくりを行う上で大事になることであり、基本ができているからこそ、雰囲気の良い職場づくりに繋がっているのだと思った。


「真剣に取り組む姿勢、積極性を今後とも伸ばしていただきたい。」とのコメントを頂きました。お忙しい中ご指導いただきありがとうございました。