東北公益文科大学ではインターンシップを実施しています。
2017年度春学期インターンシップ第20弾は、酒田市役所健康福祉部福祉課で実習を行った齋藤 愛さんからの報告です。
実習企業・機関 酒田市役所健康福祉部福祉課 ホームページ/ 実習期間 平成29年8月28日 ~ 平成29年9月1日 学生氏名 齋 藤愛 実習プログラム 1日目
・福祉課の業務概要説明
・地域福祉係の業務概要説明
・民生委員会長会傍聴
・職場体験(事務)実習
2日目
・発達支援室の業務概要説明
・職場体験(事務)実習
・育ちのサポート事業同行
3日目
・障がい福祉係の業務概要説明
・職場体験(事務)実習
4日目
・福祉援護係の業務概要説明
・生活保護ケース訪問
5日目
酒田市社会福祉協議会で実習
・避難訓練に参加
・社会福祉協議会の業務概要説明学び・気づき 私は公務員志望だったため市役所のインターンシップを希望したが、実際にインターンシップを経験してみて今まで漠然としていた公務員の仕事が以前より具体的になった。例えば、酒田市役所の福祉課では3つの係と発達支援室からなっているが、それぞれの係で担当していることが全然違うということが分かった。
現場では市民だけでなく施設関係者とも話をすることが多いということが分かった。保育園や幼稚園の先生を対象とした研究会では、職員の方が1時間程度一人で場を仕切りながらテーマについて話をしていて、分かりやすく伝える力やプレゼンテーション力も重要だと感じた。
窓口業務では申請や相談に来た市民に対応するために覚えなくてはならない法律や制度がたくさんあり、自主的に勉強をしている職員の方も多いことを知った。そしてそのように知識がなければ市民にきちんとしたサービスが提供できないと思った。今後に向けた抱負 インターンシップを経験したことで公務員の仕事について分かった部分がとても多かった。そのため、他に気になっている業界などについても実際にインターンシップに参加したり、働いている人の話などを聞いたりして具体的な仕事内容を調べてみようと思った。
今後の改善点としては、あいさつの声が小さかったり外部へ同行させていただいた時にタイミングが分からず職員の方に紹介されるまで自己紹介ができなかったりしたので、これからの生活において大人と関わることがあれば以上の点を意識して改善していきたい。気づいた実習先の魅力 酒田市役所福祉課では、市民のために自主的に勉強をしたり、できる限り市民の力になろうとしてがんばっている職員の方が非常に多いことが魅力だと思う。例えば、耳の不自由な来訪者のために手話を勉強している方がいたり、研修に参加したりして業務に関する勉強をしている方も多いと聞いた。また、家族による虐待で福祉課による対応が難しいケースがあったそうだが、その被虐待者や虐待を行っている家族、家族の関係者について聞き取り調査などをし、その後被虐待者を家族から隔離することができたという話を聞いた。このように対応が難しくても何かできることはないかと対象者や法律、制度をよく調べたり動向に注意を払い、助けが必要な市民にのためにがんばっている職員の方がたくさんいると感じた。
何が足りないか、何が必要かを見つめる実習になったようです。お忙しい中ご指導いただき本当にありがとうございました。